特徴
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外観
濃緑色をした細よれで針状の形
薄く柔らかい茶葉は、蒸し時間が短く形が崩れにくい
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水色
金色透明、薄い黄緑
茶葉の形が崩れていないため、沈殿物が少なく澄んでいる
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味
トロっとしていて甘みがある
のど越しすっきり、旨み甘みの中にほど良く調和した渋みが感じられ、いつまでもおいしい後味が残る(お茶の淹れ方が大事です)
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香り
茶の香りが強い
火入れ時間が短いためお茶本来の香りと山間地のお茶特有の爽やかな香りが楽しめる
川根茶を「知る」風土
南アルプスから流れる大井川を挟んだ山間部の山斜面や河岸段丘を利用して広がる川根茶園は、山霧や川霧で日照時間が短く、昼夜の寒暖差が大きいことから、葉が薄く柔らかく、旨味成分を多く含んだ天然玉露とも呼ばれる静岡茶のなかでも上質な茶葉が育ちます。
川根茶を「知る」カッポシ
先人から続く「カッポシ(茶草場農法)」といわれる有機栽培を軸とした栽培方法で造られた豊かに肥えた土壌が、生態系を守り後世に渡り高品質な茶葉を生みだしています。
川根茶を「知る」伝統
茶葉に栄養を豊富に蓄える「芽重型(がじゅうがた)」で育てられた優良な茶葉は、丁寧に手摘みされることが多く、手揉み「川根揉切流」といわれる製茶方法によって、銘茶「川根茶」として息づいています。
先人から引き継がれる栽培技術や製茶技術で芳醇な香りと上品な味わいを楽しめる高級茶として名高いです。